一人ひとりがプラネタリーヘルス

地球の健康を守ることの大切さはわかっていても、それを「自分ごと」として捉えられなかったり、個人で何をすればいいのかわからなかったりする人は多いかもしれません。

身近な行動としては、家庭での省エネやレジ袋を使わないことがよく挙げられますが、緑の多い場所を散歩したり、公園で自然と触れ合う機会を増やすのもおすすめです。都会にいても自然に目を向ければ、虫や草花など、さまざまな生き物がいることに気づくはずです。その他、**なるべくその土地で採れた旬の野菜や魚介類を食べる「地産地消」**も、手軽にできることの一つでしょう。

身近な自然や、それがもたらしてくれる恵みに気づき、自分の生活や健康にどう関わっているのかを一人ひとりが考えることで、自然豊かな社会の実現、ひいては地球の健康へとつながっていくと考えられます。

もちろん、個人の努力には限界があるため、政府や自治体、企業といった大きな組織の力も必要です。エネルギー削減に取り組んでいる企業の商品を積極的に購入して応援したり、選挙のときに環境問題への取り組みを表明している候補者を選ぶといったことも、個人ができるプラネタリーヘルスの一つです。

省エネやプラスチックごみの削減などと言われると、地球の環境問題は「我慢しなくてはならないもの」と捉えがちですが、私たちが今、地球に対してどう振る舞うかによって未来がさらにポジティブなものになるのだと、ぜひ認識を変えてみましょう。まだ地球の健康を良い方向へ変えることは可能です。手遅れになる前に、行動に移していきましょう。

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

鍼灸マッサージ師をしています。
当院へのご予約は、下記一番左のリンクボタン、又は右側の[ご予約]をクリックください。

目次