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健常と認知症の間にある軽度認知障害(MCI)
MCI(軽度認知障害)とは、認知症の前段階を示す概念で、認知症の早期発見の重要性が認識されるようになったことから生まれました。MCIから認知症に進行する人は年間約10%と考えられていますが、逆に元の状態に戻る人も年間約20%いるとされています。こ... -
血液の鉄分不足
献血において不合格となる人が増加しています。血液中の鉄分不足が原因で、献血ができない人が増えているのです。特に女性に多く、古いデータですが、2003年には全国の献血希望者の約16%が献血できませんでした。鉄分不足は健康にも影響を及ぼし、全身に... -
お腹の音と脳の働き
ふきのとうや菜の花、空豆などの旬の食材が店に並ぶこの季節、どこからか「ぐーっ」という音が聞こえてきます。これは「腹の虫」とも呼ばれ、実際には胃の収縮運動によるものです。胃の中に食べ物がなくなると、一定の間隔で強い収縮が起こり、胃の上部に... -
補聴器の利用で「聞こえ」の機能回復
耳からの音声や音の聞こえが不明瞭になった場合、加齢に伴う聴覚障害かどうかを確認するためには、耳鼻咽喉科を受診することが重要です。加齢性難聴は治癒する治療法は存在しませんが、補聴器を装着することで聴覚を改善することが可能です。放置するとコ... -
加齢性難聴はうつや認知症の原因にも
加齢性難聴が進むと、生活の質だけでなく、うつ病や認知症のリスクも高まることが分かっています。米国の調査によると、言葉の聞こえが悪くなることとアルツハイマー病の発症率の上昇が関連していることが示されています。日本では、65歳以上の580人を3年... -
加齢性難聴のチェックポイント
耳が聞こえにくくなる加齢性難聴は、徐々に進行するため、その変化に気づくことが難しいという特徴があります。身近な症状としては、テレビの音量が以前よりも高くなっていたり、家族から音がうるさいと指摘されたりすることが挙げられます。これらのサイ... -
加齢性難聴は少しずつ進行
加齢性難聴は、音を伝える経路全体の機能が低下することで生じる感音難聴の一種です。聴覚センサーとなる有毛細胞は、中耳内に位置する蝸牛状の構造に存在しており、音を検知する役割を担っています。加齢性難聴は、有毛細胞が年齢とともに折れ曲がったり... -
加齢性難聴と認知症
一般的には、多くの人が加齢性難聴は高齢になってから発症するものと考えがちですが、実際には20代から「聞こえ」の退化が始まると言われています。加齢性難聴は個人によって差があり、早い人では30代から症状が現れる場合もありますが、逆に70~80歳でも... -
加齢性難聴のサイン
1.電話の声や電車のアナウンスが聞き取りにくい 2.テレビの音が大きいと周囲から言われた 3.後ろから声をかけられても気が付かなかった 4.人の話を聞き返すことが多い -
加齢性難聴の進行につながることも
スマートフォンでの使用による難聴は、若年層に限った問題ではないのです。中高年層でもスマートフォンの普及が進み、音楽や動画などを楽しむ機会が増えています。50歳以上の世代でも、スマートフォンでヘッドホンを使用することが加齢性難聴の進行につな...