生活・健康・予防– category –
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疲労回復物質と夏バテ
長い間、疲労の原因は乳酸だと考えられてきました。激しい運動によって乳酸が蓄積されることがその理由とされていましたが、この説は現在否定されています。それどころか、乳酸には疲労回復を促す働きがあることが分かっています。 では、一体何が疲労を引... -
発汗とうつ熱
発汗は、うつ熱を解消し、体温を調整する上で非常に重要です。体は暑さを感じると、汗腺から汗を分泌し、その汗が蒸発する際に気化熱を奪うことで体温を下げます。このプロセスで、汗腺は血液から塩分を吸収し、その塩分に水分が集まって汗として体外に出... -
うつ熱と夏バテ
私たちの体はもともと、表面と深部で温度差があります。多くの専門家が、この深部体温が下がるタイミングで眠りにつきやすくなると指摘しています。 特に注意が必要なのは、下半身が冷えがちなケースです。冷え性の方の70%以上が「下半身型冷え性」だと言... -
夏バテが起こるのは
夏バテは病名ではありませんが、毎年夏になると「食欲不振」「全身倦怠感」「不眠による疲労蓄積」といった体調不良を訴える人が増えるのは事実です。 夏バテの要因として以前からよく挙げられてきたのは、水分、ビタミン、ミネラルの不足です。 暑い環境... -
夏バテにウナギ
日本の夏は高温多湿で汗をかきやすく、水分を多く摂るため、消化機能が低下し、栄養不足や抵抗力の減退を招きがちです。そこで役立つのが、栄養豊富な食材です。 ウナギは、消化を助け抵抗力を高めるビタミンAが、牛肉の約150倍も含まれています。この点か... -
夏風邪に吸入器の活用
喉が乾燥すると、異物を排除する機能が低下してしまいます。夏風邪の対策として、吸入器を使って喉を加湿するのはいかがでしょうか。 また、ご高齢の方は、熱中症や脱水症対策の十分な水分補給と合わせて、喉の潤いを保つことにも意識を向けてみてください。 -
熱中症や脱水症対策
毎年夏場になると、特にご高齢の方が熱中症や脱水症で救急搬送されるケースが増えます。ふらつきや喉の渇きを感じた時には、すでにこれらの症状が進行している可能性があります。 厚生労働省は、熱中症予防のために意識的な水分・塩分補給を推奨しています... -
のどの加湿は夏風邪予防になる?
のどや鼻の粘膜は線毛と呼ばれる小さな毛で覆われており、この線毛が吸い込んだ空気中のウイルスや細菌の侵入を防ぐ役割を担っています。しかし、線毛が乾燥すると、異物を体外へ押し出す力が弱まり、ウイルスが体内に入り込みやすくなってしまいます。 20... -
夏風邪とは?
冬の病気というイメージがある「風邪」ですが、夏にも特定のウイルス感染によって同様の症状が出ることがあり、これを「夏風邪」と呼びます。 夏風邪の原因となる主なウイルスは乳幼児に多く感染し、「手足口病」「ヘルパンギーナ」「プール熱(咽頭結膜熱... -
サルコペニアの予防
加齢とともに筋肉は自然に減少していきます。一般的に、50歳を過ぎると毎年1〜2%筋肉が減少し、70代になると20代と比較して骨格筋の量が25〜30%も減ると言われています。 筋肉量の低下を防ぐためには、運動とタンパク質の摂取が重要です。 特に効果的なの...