ヘルスケア– category –
-
毛細血管の役割
全身の隅々まで張り巡らされた毛細血管は、心臓から送り出される動脈と、心臓へ戻る静脈という2つの太い血管をつなぐ、非常に細い血管です。その内径は、わずか5~10μm、これは髪の毛の太さの20分の1ほどに過ぎません。 動脈は、酸素や栄養を豊富に含んだ... -
毛細血管のゴースト化
私たちの体中に張り巡らされた毛細血管。その壁の細胞が減ったり、血管の内側の細胞同士の隙間が開いたりすると、血液が漏れやすくなってしまいます。さらに、ダメージが進むと、毛細血管はどんどん細くなり、ついには血液が流れなくなってしまう「ゴース... -
お風呂とダイエットの関係
お風呂に入るだけでは、残念ながらカロリー消費はほとんど期待できません。通常入浴で消費されるカロリーは、安静時と比較してわずか10~20kcal程度です。熱いお湯で大量に汗をかいても、それは単に水分が失われただけであり、カロリーが消費されるわけで... -
寝違えの話
朝、首に激しい痛みを感じて動かせない。それは、多くの方が経験する「寝違え」かもしれません。些細な動きさえも苦痛を伴うため、着替えといった日常動作や仕事に支障が出てしまうのは辛いものです。 寝違えは、冷えや疲労によって硬くなった首の筋肉が、... -
血管は年齢とともに老化
年齢を重ねると、肌や脳だけでなく、血管も老化が進みます。この血管の老化度合いを年齢で示したものが「血管年齢」です。血管年齢が高いということは、血管が硬くなる動脈硬化が進んでいるサイン。実は、血管の硬化は10歳頃から始まり、食べ過ぎや運動不... -
意外な場所もお好みのダニ
じめじめとした梅雨の季節が近づいてきました。今回は、高温多湿を好むダニについてのお話です。 ダニは、私たちの皮膚を刺すだけでなく、アレルゲンとしても注意が必要です。喘息や鼻炎の原因となるハウスダストの主な要因はダニにあると言われています。... -
よく噛んで健康な食生活
神奈川歯科大の斎藤滋教授は、「魏志倭人伝」の記述に基づき卑弥呼の食事を再現し、女子学生による試食実験を行いました。その結果、一食あたりの咀嚼回数は驚異の3990回に達した一方、現代の食事ではわずか620回と、6分の1にまで減少していることがわかり... -
疲労回復のためのお風呂
疲労困憊のときには、ぬるめのお湯(38~40℃)に肩まで15分ほど浸かるのがおすすめです。こうすることで副交感神経が優位になり、心身ともにリラックスできます。健康な方であれば、40℃のお湯に3分浸かった後、30℃のシャワーを30秒浴びるというプチ温冷交... -
疲労回復のための入浴の仕方
30代の3人に1人(33%)が、普段の睡眠で十分に休養できていないと感じていることが平成30年度の厚生労働省の調査で明らかになりました。疲労が慢性的に蓄積すると、免疫力の低下や脳の情報処理能力の低下を招き、日常生活はもちろん、仕事のパフォーマン... -
お風呂が体に良い理由
お風呂が体に良いとされるのは、主に以下の5つの作用が考えられます。 (1)温熱作用:全身を巡る温かさ 温かいお湯に浸かると、まず皮膚の表面が温まり、その熱が血管を通じて全身へと広がります。血管が拡張することで血流が促進され、体の隅々まで栄養...