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胃酸が食道に逆流すると起こる胸焼け
夏の暑さが続くと、冷たい飲み物が恋しくなりますが、胸焼けには注意が必要です。 胸焼けの主な原因は、食道と胃の境目にある逆流防止機能が弱まり、胃酸が食道に逆流する逆流性食道炎です。炭酸飲料やアルコールは胃を圧迫し、胃酸の逆流を引き起こしやす... -
1日あたり最低1.2Lの水
脱水症を予防するには、のどが渇く前からこまめに水分補給をする習慣をつけることが大切です。1日あたり最低でも1.2Lを目安に水分を摂りましょう。これは、大きいペットボトル1本分(1~1.5L)程度、小さいペットボトル(500ml)なら2~3本程度、コップ(2... -
高齢者の脱水
高齢者は、加齢に伴う体の変化と生活習慣の両面から、脱水状態に陥りやすい傾向があります。 生理学的な要因としては、体内の総水分量が減少するほか、腎機能の低下、口渇中枢機能の低下が挙げられます。これらの変化により、若い頃と同じように水分を摂取... -
水分を20%失っただけで命を落とす恐れ
人間の体は約60%が水分でできています。例えば、体重60kgの成人男性の場合、36kgが水分に相当します。それだけ水分は体の機能を維持するために不可欠であり、不足すると命に関わることもあります。 体内の水分が5%失われると脱水症状や熱中症の症状が現れ... -
血管年齢を若々しく
さまざまな「〇〇年齢」が話題ですが、「血管年齢」はご存知でしょうか?これは、血管の硬さが何歳に相当するかを示す推定値です。血管は加齢とともに硬くなるものですが、血管年齢が高い場合は、動脈硬化が進んでいることを意味します。 動脈硬化は10歳前... -
熱中症や脱水症対策
毎年夏場になると、特にご高齢の方が熱中症や脱水症で救急搬送されるケースが増えます。ふらつきや喉の渇きを感じた時には、すでにこれらの症状が進行している可能性があります。 厚生労働省は、熱中症予防のために意識的な水分・塩分補給を推奨しています... -
サルコペニアの予防
加齢とともに筋肉は自然に減少していきます。一般的に、50歳を過ぎると毎年1〜2%筋肉が減少し、70代になると20代と比較して骨格筋の量が25〜30%も減ると言われています。 筋肉量の低下を防ぐためには、運動とタンパク質の摂取が重要です。 特に効果的なの... -
サルコペニアの診断
サルコペニア肥満の診断には医療機関での受診が推奨されますが、現時点ではサルコペニア肥満の明確な評価基準はなく、研究が進められています。 サルコペニアの診断には、四肢骨格筋量と筋肉機能が用いられます。医療機関では、以下の方法でこれらを測定し... -
サルコペニアとは
サルコペニアは、1989年にIrwin Rosenbergが提唱した造語で、加齢に伴う筋肉量の低下を指します。この言葉は、ギリシャ語で筋肉を意味する「sarx」と、喪失を意味する「penia」を組み合わせたものです。 サルコペニア肥満は、サルコペニアと肥満が同時に存... -
腰を据えて、腰のケア
じめじめとした梅雨の季節の到来。腰が痛くてつらいと感じる方は多いのではないでしょうか。腰痛は、実は多くの人が悩む症状の中で一番多いんです。原因のほとんどは筋肉や背骨の問題ですが、腎臓などの内臓の病気や、ストレスといった心の状態が関係して...