【おならが臭いと感じるのは】
おならが臭くなってきた、と感じる方はいませんか？原因のひとつに、消化器官が老化していることがあげられるそうです。
加齢によるものだけでなく、肉食が中心の食事やストレスの多い生活などで胃腸が弱ると、小腸で十分に吸収されずに大腸へ運ばれます。大腸にあるたくさんの腸内細菌のエサになり、腸内細菌が分解していきます。この腸内細菌の分解の過程で出てくるのが、おならの元になるガスです。ガスにはメタン、水素、二酸化炭素から構成されますが、ニオイの元となるのは、硫黄やアンモニア。それらが多いと体内のガスは臭くなります。
おならのニオイは、体の中から届くSOSなのです。あまりにニオイがきつい時は、大腸ガンなどの病気の恐れもあります。要注意です。日頃から、ヨーグルトや海藻、納豆などの発酵食品を積極的にとることで胃腸の善玉菌をしっかり補給することが大切です。
【おならの我慢はNG】
「屁ひとつは薬千服に向かう」ということわざがあります。おならは薬を千服飲むほどの効果があり、屁をするほうが健康に良いという意味です。そのくらいおならの我慢は禁物です。おならを溜め込むと、ガスが血液中に溶け込んで全身を駆け巡りっていき、様々な病気の原因になってしまいます。さらに、一部のニオイ成分は呼気となって口から外へ出ていきます。思わぬ口臭の原因になってしまうのです。
それでも、なるべくオナラを減らしたいという方へ。対策としては、ゆっくりとよく噛んで食べる、炭酸飲料をひかえるなど、飲み込む空気の量を抑えることが重要です。また、牛乳やヨーグルトなどを摂るとお腹をくだしてしまう方は、乳糖不耐症のおそれがあり、ガスが出やすいため、これらの食品を避けるようにします。
