夏本番。近年の猛暑もあいまって、オフィスや通勤の電車も、冷房温度がかなり低めに設定されているようです。冷房が効きすぎて寒いと感じることも多いのではないでしょうか。冷房による体の冷え、頭痛、肩こりなどが気になる方にぜひおすすめしたいのが、お風呂。
効果は、全身の血行が改善され疲れがとれる温熱効果、関節、筋肉、体全体の緊張がとれ、リラックスできる浮力効果、血液、リンパ液の循環がよくなる水圧効果など、疲れやすい夏の体を回復させてくれるものばかりです。ここで注意が必要なことがあります。お湯が熱すぎると逆に疲れがたまってしまうのです。38~40度のぬるめの温度の半身浴でじっくりと体を温めるのがおすすめです。15分以上を目安にします。注意したいことがもうひとつ。脱水症状です。40度のお湯に10分入ると、500mlペットボトル1本近くもの汗が出る、というデータもあります。入浴後には常温の水やお茶などで失われた水分を補給しましょう。
疲れに効くコツを。湯船に浸かったときに出てくる「ハー」という息。実は、休息時に働く副交感神経を刺激して、リラックス効果を高めてくれます。ゆっくり息を吐いて、冷房でこわばった体を、気持ちよくほぐしてみましょう。シャワーですませがちな季節、夏こそお風呂でほっとひと息。ゆったり過ごして疲れを癒してスッキリしましょう。