足のむくみは、重力の影響で水分やリンパ液、血液などの体液が足に溜まり、心臓へスムーズに戻らなくなることで起こります。
むくみ対策として効果的な入浴法は、40℃程度の湯船にゆっくり20分浸かることです。ただし、続けて入浴すると、のぼせる可能性があるため、途中で一度洗い場に出るようにしましょう。全身が温まることで血行が促進されると同時に、湯船の中では水圧が足に適度な圧力をかけ、溜まった体液を心臓へ押し戻す働きが期待でき、むくみが和らぎます。入浴時間がやや長いため、もし額に汗を感じたら、無理せず湯船から上がりましょう。足湯の場合は、42℃くらいのお湯に10分から15分程度浸かるのがおすすめです。
さらに、足先から心臓に向かって体液を優しく押し流すようなマッサージや、足首の曲げ伸ばし運動などを組み合わせることで、よりむくみ改善の効果が期待できます。