お風呂とダイエットの関係

お風呂に入るだけでは、残念ながらカロリー消費はほとんど期待できません。通常入浴で消費されるカロリーは、安静時と比較してわずか10~20kcal程度です。熱いお湯で大量に汗をかいても、それは単に水分が失われただけであり、カロリーが消費されるわけではありません。発汗によって老廃物の排出は促されますが、直接的なダイエット効果はないのです。

しかし、食前に40℃のお湯に15分ほど浸かることは、食欲を抑える上で有効です。入浴によって体の表面に血液が集中するため、一時的に胃腸の活動が抑制されると考えられています。

また、夏場などには、30℃程度のぬるま湯に浸かりながら、足の曲げ伸ばしといった軽い運動を取り入れるのも良いでしょう。これは、水温によって体が冷やされることで、体温を維持しようとエネルギーが消費されるためです。いわば、水中エクササイズであるアクアビクスと同様の原理です。ぬるま湯から上がった後は、追い炊きなどで体をしっかり温めてください。

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鍼灸マッサージ師をしています。
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