からだの4%、ミネラルの話

夏が近づき、水分補給にミネラルウォーターが欠かせないと感じる方も多いのではないでしょうか。ところで、「ミネラルウォーター」と表示できるのは、地中でミネラルが溶け込んだ地下水だけだとご存知でしたか? それ以外の水は、「ナチュラルウォーター」や「ボトルドウォーター」といった品名で区別されているのです。

では、私たちの体に必要な「ミネラル」とは一体何なのでしょう。人体を構成する元素の約96%は炭素・水素・酸素・窒素で占められていますが、残りの約4%を構成するのが、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラルです。体全体から見れば微量ながらも、これらは私たちにとって不可欠な栄養素なのです。

ミネラルは体内で合成できないため、普段の食事から摂取する必要があります。しかし近年、野菜に含まれるミネラルだけでは十分な量を確保することが難しくなってきています。その背景には様々な要因が考えられますが、意識してミネラルを摂取することが大切です。青魚、海藻類、大豆製品などはミネラルが豊富でおすすめです。また、精製された白米や上白糖よりも、玄米や黒砂糖といった精製度の低い食品にも多くのミネラルが含まれています。本格的な夏を迎える前に、バランスの取れたミネラル摂取を心がけ、健やかな体調を維持しましょう。

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

鍼灸マッサージ師をしています。
当院へのご予約は、下記一番左のリンクボタン、又は右側の[ご予約]をクリックください。

目次