ちょっとした不調

「頭が疲れた」と感じたことはありませんか? 以前は楽にできた作業が進まない、些細なことでイライラしてしまう…。もし心当たりのある方は、ぜひ最後までお読みください。

この「脳疲労」は、脳に過度な負荷がかかり、働きが低下した状態を指します。特に以下の症状が現れたら、脳が発するSOSのサインかもしれません。

まずは「眠り」です。寝つきの悪さや夜中に目が覚めるなど、睡眠の質が低下している場合は要注意。次に「お通じ」。自律神経の乱れは腸の働きを悪くし、便秘や下痢の原因になります。そして「食欲・味覚」。食べる量が増加したり、味覚が鈍くなり甘いものや塩辛いものを強く求めるようになるのも、脳疲労の影響と考えられます。日々の過食は、脳が疲れている証拠かもしれません。

また、同じ姿勢を長時間続けることは、脳疲労を招く原因の一つです。こまめに体を動かす習慣をつけましょう。これにより疲労が蓄積しにくくなり、脳の機能維持にもつながります。さらに、現代はスマートフォンやテレビなど、情報量が多すぎる環境にあり、脳が休まる時間が少ない状態です。

たとえば、モーツァルトの楽曲が脳疲労に良いとされるのは、聴覚に意識を集中させることで、膨大な視覚情報など外部からの刺激を一時的に遮断できる効果があるためともいわれています。

この脳疲労を放置すると、うつ状態へと進行するリスクもあります。脳が出している「NO!」というサインを見逃さず、早めのケアと対策を心がけましょう。

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鍼灸マッサージ師をしています。
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