加齢とともに「立つ」「歩く」といった機能が低下するロコモティブシンドロームに加え、筋肉量が減少するサルコペニア(加齢性筋肉減弱現象)という言葉が広く認識されるようになりました。超高齢社会の日本では、ロコモティブシンドロームとサルコペニアは、要介護状態につながる重要な要因と考えられています。
さらに、サルコペニアに肥満が加わった状態、つまり筋肉量が減少し、脂肪の量が多い状態は「サルコペニア肥満」と呼ばれ、注目を集めています。サルコペニア肥満は、身体的な障害や生活習慣病のリスクを高めると考えられています。
サルコペニアだけでも、身体機能の低下、心血管疾患のリスク増加、代謝への影響が指摘されていますが、複数の研究でサルコペニア肥満はこれらのリスクをさらに高めると報告されています。
サルコペニア肥満を予防しましょう。