シックハウス症候群とは、建物内で引き起こされる健康上の問題の総称です。この症候群の原因として挙げられるのは、住宅内で使われる化学物質、タバコの煙、一酸化炭素、ダニ、カビ、細菌などがあります。住宅が高気密化や高断熱化されることで、室内の空気汚染が増加しやすくなり、また生活環境の変化も影響していると言われています。
具体的な症状としては、目の痛み、鼻づまり、鼻水、のどの渇きや痛み、頭痛、皮膚の湿疹、吐き気、めまいなどがあります。個人によって症状の強さや発現する症状も異なり、中には症状が軽度で普段通りの生活ができる人もいれば、重度の症状で屋内にいることができない人もいます。一般的には、外の新鮮な空気を吸うことで症状が軽減するか消失するため、シックハウス症候群の最も特徴的な点と言えます。
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