スマホ首、ストレートネック

スマートフォンやパソコンを長時間使う世代で増えているのが、いわゆる「スマホ首」と手首の「腱鞘炎」です。

スマホ首とは、スマートフォン操作時の姿勢が原因で首に負担がかかり、首の後ろや付け根、肩にこりや痛みが生じる状態を指します。

「スマートフォンを操作する際、多くの方が胸やお腹のあたりで持つため、首を曲げて画面を見下ろす姿勢になりがちです。約5kgもの重さがある頭をそのような状態で支え続けると、首の骨(頚椎)を支える筋肉が緊張し、首や肩の痛みを引き起こします。これがスマホ首のメカニズムです」と専門家は説明します。

さらに、「スマホ首の方をX線検査すると、頚椎が本来の緩やかなカーブを失い、まっすぐになっている『ストレートネック』の状態が多く見られます。医学的には『頚椎症』と診断されることもあります」と言います。

ストレートネックとは、頚椎が直立した状態のことです。正常な頚椎は、前方に緩やかなカーブを描き、頭の重みを分散させて首や肩への負担を軽減しています。しかし、スマートフォンを見る際に頭を下げる姿勢を長時間続けると、この自然な湾曲がなくなり、頚椎がまっすぐになってしまいます。この状態が長期間続くと、首の関節や筋肉がその姿勢で固まってしまうのです。

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