更年期障害は、閉経前から徐々に増え、女性の約60%が経験すると言われています。その中で、日常生活に大きな影響を及ぼすほど重症化するのは約10%程度だとされています。これらの症状は、2~4分間続く体感温度の上昇と発汗を自覚し、心拍数が増加することで現れます。ほてりや発汗は、通常顔から始まり、頭部や胸部に広がります。時には、顔のほてりや発汗のみが起こることもあります。
ホットフラッシュ(ほてりやのぼせ)の原因は、エストロゲンの減少によって、血管の収縮や拡張を調節している自律神経が乱れることです。また、ホルモン以外の要因としては、暖かい部屋やドライヤーの使用などが誘因(トリガー)となることもあります。
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