人の体の酸化の原因は活性酸素

実は私たち人間って、天ぷら油よりも酸化しやすいって知っていましたか?天ぷら油が黒くなるのと同じようなことが、私たちの体にある細胞でも起きているんです。しかも、人間の体温は常に35度以上なので、油よりもさらに酸化が進みやすいんです。

もちろん、細胞が本当に黒く変色するわけではありませんが、この「酸化」は私たちの健康を脅かす大きな原因になります。がんや脳卒中、心臓病など、感染症以外の病気のなんと約90%は、この酸化が引き起こすと言われています。

この酸化の主な原因は「活性酸素」という物質です。活性酸素は、体に入り込んできた細菌を倒すために作られる、私たちにとって必要なもの。でも、これが大量に発生すると、今度は自分の細胞まで攻撃して酸化させてしまう、とても厄介な存在です。

手軽にできる酸化対策をご紹介します。

この時期、特に気をつけたいのが紫外線です。紫外線を強く浴びると、活性酸素が大量に発生してしまいます。お布団なら太陽に当てると活性酸素の力で殺菌できますが、そんな強いパワーで私たちの細胞が傷つけられては大変です。しっかり紫外線対策をしてください。

一方、体の中に発生してしまった活性酸素を取り除くには、食事にちょっとした工夫を。おすすめは緑黄色野菜です。野菜の濃い色の元になっている「カロテノイド」という成分には、とても強い抗酸化力があります。これからの季節なら、トマトやカボチャなどの夏野菜で美味しく取り入れてみてはいかがでしょうか。

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

鍼灸マッサージ師をしています。
当院へのご予約は、下記一番左のリンクボタン、又は右側の[ご予約]をクリックください。

目次