日本には、一年を24の区分に分け、それぞれに季節を表す言葉が付けられた「二十四節気」という概念が存在します。その中で、雨水とは2番目の節気を指し、春の訪れを告げます。
立春から始まり、啓蟄の直前まで続くこの時期は、寒さも残る中で徐々に春へと移り変わっていく時期です。
「雨水」という言葉は、文字通りの意味で「雪から雨へと変わる時期、雪が解け始める頃」を指します。ただし、実際には積雪が最も多い時期でもあり、雪が徐々に溶けて雨への変化が見え始める前触れとも言えます。
雨水とは、この時期の雨のことを指し、伝統的にはお雛様を飾るよい時期とされています。雨水にお雛様を飾ると、良縁や幸せが訪れると信じられており、特に午後に飾ることがよりよいそうです。