入浴による日焼け対策

海やプールで遊んだ後、日焼けした肌を冷たい水で冷やしたくなるものですが、冷たすぎるシャワーを長時間浴びるのはおすすめできません。最近の研究では、軽度のやけどの場合、冷やしすぎると治癒に悪影響を及ぼす可能性があると報告されています。これは、冷やすことで血管が収縮し、肌の新陳代謝に必要な血液が十分に届かなくなるためと考えられています。

痛みを和らげるために短時間の冷水シャワーを浴びるのは問題ありませんが、理想的なのは37℃程度のぬるま湯でのシャワーです。この温度であれば、皮膚への刺激が最も少なく、血管も収縮しません。シャワーの水圧を弱め、ゴシゴシとこすらずに優しく汗や汚れを洗い流しましょう。

入浴後は、ワセリンなどのシンプルな保湿剤でスキンケアをしてください。ごく軽度の日焼けであれば自宅でのケアでも十分ですが、広範囲にわたって赤く腫れ上がったり、水ぶくれができたりした場合は、自己判断せずに医療機関を受診し、専門的な治療を受けることが大切です。

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鍼灸マッサージ師をしています。
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