夏の暑い日には、シャワーを浴びるだけで済ませる人も多いのではないでしょうか?しかし、湯船につかることを避けるのはもったいないことです。なぜなら、湯船につかることには、シャワーだけでは得られない多くの利点があるからです。
1 身体が温まることで血管が広がり、血流が改善されるため、全身に酸素や栄養が行き渡り、代謝が活性化します。また、一部の神経痛の症状や慢性的な痛みが軽減される可能性があり、肩こりなどの筋肉の収縮による症状も緩和されるかもしれません。ただし、片頭痛や怪我の直後などは温浴を避けます。
2 入浴中に水圧が身体にかかることで、血管を含む皮膚下の部分まで全体的に圧力がかかります。この圧力によって、手足などの末端に滞っていた血液が心臓に戻され、血液やリンパ液の流れが改善されます。この効果を促すメカニズムを「静水圧作用」と呼びます。そのため、むくみなどの症状改善が期待できます。