旅行先などで、荷物を預かってもらうことがよくあります。今回、別の理由で翌日まで預かってもらったのですが、なかなか面白いサービスでした。
【荷物のシェアリングサービス】
今回、使ったのは、「ecbo cloak」という名称のサービスです。「荷物を預けたい人」と「荷物を預かるスペースを持つお店」をつなぐシェアリングサービスだそうで、コインロッカーの代わりに、オンライン上で預け場所の事前予約と決済をします。預かる側は、様々な業態の店舗で、店舗の空きスペースに荷物を預けるというもの。
預けたのは、大型の楽器、コントラバス。月に2回、音楽サークルの活動日に、地下鉄、JR、コミュニティバスを乗り継いで練習に行きます。預けたきっかけは、地下鉄の終点で、大規模な花火大会が開催、練習の帰り時間に重なったこと。タクシーに乗せるのもなぁ(座席を倒したりと結構面倒…)、翌日まで荷物預かってくれるようなお店ないかな、とスマホをポチポチしていたら、なんと、ありました。それも、JRの駅の構内で。お店が独自にしているサービスではなく、ecbo株式会社が運営しています。
【予約から荷物預け、受け取り】
ます、アプリのダウンロード。荷物を預けたい日時と受け取る日時などを入力します。お店によっては最長2日までOK。今回使ったお店も2日まで大丈夫でした。サイズは、最大辺45センチ以下のバッグサイズか、45センチ以上のスーツケースサイズ。コントラバスはそれ以上に大きいので、念のためにサイトから問い合わせしました。その後で、「お店にお尋ねください」と書いてあるのを見つけ、電話したところ、OK。予約、ネット決済をして完了です。翌日までなので、料金は2日分。
当日、預けに行くと、荷物の写真を撮影し、バックヤードに運んで預け完了。土曜日だったせいか、他の利用者さんのスーツケースがずらり。コインロッカーがいっぱいだったり、入らないくらいの大型の荷物がある人が利用されてますよ、とお店の人が教えてくれました。スマホのマイページには、撮影の写真がアップされていました。
翌日、取りに行きました。お店の人が、サイトの操作をして、荷物のチェックアウト完了。メールに完了通知と領収書発行通知が来ていました。
【5月の広島サミットのときは】
広島サミットの開催前後、各地でコインロッカーが全面停止になったため、このサービスが利用されたようです。いまでは、全国47都道府県1,000店舗以上に導入されているそうで、便利で面白いサービスだと思います。今まで、サークル活動のときは、行きかえり途中の寄り道ができなかったのですが、このサービスをうまく使えば、用事をすませることもできそうです。