8月31日の「ヤサイの日」でした。夏の悩みを解消する野菜の活用法を紹介します。
夏バテには「大根」 夏バテの主な原因は、水分の過剰摂取による消化機能の低下です。そこでおすすめなのが大根。大根に含まれるジアスターゼは、消化を助ける働きがあります。
日焼け後には「じゃがいも」「にんじん」 日焼け後のお肌が気になる方には、じゃがいもやにんじんが効果的です。この時期のじゃがいもは、皮膚の代謝を促すビタミンCが春先の約4倍も含まれています。また、にんじんも、肌のコンディションを整えるカロテンが約2倍と豊富です。
中国の「一物全体食」という思想をご存知でしょうか。これは、食べ物を丸ごと食べてバランスよく栄養を摂るという考え方です。
実は、キャベツの一番外側の葉には全体平均の約2.7倍、大根の葉には約2.1倍のビタミンCが含まれているというデータもあります。これらの部分を捨ててしまうのは、せっかくの栄養を無駄にすることになります。
もちろん、皮も捨てずに活用しましょう。特に秋野菜は、冬に備えて皮の近くにたくさんの栄養を蓄えています。コトコト煮込めば、水溶性の食物繊維やミネラルが溶け出した栄養満点のスープが完成します。
野菜をまるごと食べて、元気な体を作りましょう。