近年注目を集めているのは、トコジラミによる被害です。この害虫は、2000年代以降、世界各地で大きな問題となっていましたが、2020年には新型コロナウイルスの影響で人々の移動が制限されたことで一時的に収まっていました。しかし、最近では新型コロナウイルス感染症が第5類に分類され、海外からの旅行者が増えたり、国内での移動が活発になったことから、再びトコジラミの被害が増加しています。
トコジラミは、人間の血を吸う吸血性昆虫です。冬場はほとんど休眠状態にあり、20℃以上の気温になると活動が活発化します。ただし、室温が1年を通じて一定に保たれる宿泊施設などでは、季節に関係なく活動する可能性があります。
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