夜間には、できるだけ暗い環境が睡眠にとって有益であると言われています。目に入る光を遮断するためには、アイマスクを使用するのも一つの方法です。ただし、寝室を完全に暗闇にすると、高齢者が夜中にトイレに行く際などに転倒するリスクが懸念されることがあります。そのため、ある程度の明るさの間接照明を使うなどして、安全な環境を整えることが重要です。遮光カーテンを使って寝室の外部からの光を遮断することもおすすめされます。
一方で、「朝日を浴びると良い」という言葉もありますが、研究によると、寝室に明るさが入ることで早く目が覚め、睡眠が中断される可能性があり、結果として睡眠障害が増加することが報告されています。夜型の生活を送っている人ほど、十分な睡眠を取れないまま早朝の太陽の光にさらされるリスクがあるため、寝室に光が入らないようにして、起きてから太陽の光を浴びることが望ましいとされています。
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