「以前は知っていたはずのことが思い出せない」「仕事のパフォーマンスが落ちてきた」……そんな悩みを抱えるビジネスパーソンが急増しています。この現象の背景にあるとされるのが、膨大な情報を処理しきれず脳がパンクしてしまう「情報過多シンドローム」です。
具体的には、新しい知識の習得が困難になる、覚えたそばから忘れる、過去の記憶を引き出せない、内容が理解できない、あるいは意思決定ができなくなるといった症状が挙げられます。
こうした不調を訴える30〜50代が増えており、多くの人が「若年性認知症ではないか」と不安を募らせています。
実際、その症状は軽度認知障害(MCI)と酷似しています。しかし、精密な脳画像診断や認知機能検査を行っても、医学的に認知症と診断されるケースは稀です。
では、なぜ不調が起こるのでしょうか。最大の要因は、過剰な情報摂取による「脳のオーバーフロー」です。脳のキャパシティには限界があり、一度に受け入れられる情報量や処理能力には限りがあるためです。
ネット社会の進展により、私たちは常に膨大な情報に晒されています。その結果、脳の処理能力が限界を超えて機能不全に陥り、記憶力や判断力、理解力が著しく低下してしまう。これが「情報過多シンドローム」の正体です。
