旬の魚を有効に

DHAとEPAは、マグロ、サンマ、サバ、ブリ、イワシといった青背の魚に多く含まれますが、これらをより有効に摂取するには料理方法を工夫する必要があります。DHAとEPAは脂の成分であるため、天ぷらやアヒージョのように調理すると、成分が油に溶け出て失われてしまいます。これらの成分を効率よく摂るには、脂がそのまま摂取できる鮮度の良いお刺身やカルパッチョが最もおすすめです。DHAやEPAの摂取を目的とする場合は、赤身よりも脂身の部分を選びましょう。例えば、クロマグロの脂身の刺身なら、わずか50gで成人女性の目安量を満たすほどのDHAが含まれています。ただし、脂質の多い魚が良いからといって、食べ過ぎには注意が必要です。

毎日脂身の刺身を食べるのは家計の負担になることが多いかもしれません。そこで、賢く摂取する方法として、寒い冬にぴったりの温かい鍋物がおすすめです。鍋料理は、汁ごといただくことでDHAやEPAを無駄なく摂取できます。また、出汁が効いているため薄味でも美味しく食べられます。ブリ鍋、イワシやサンマのつみれ鍋、そしてアンコウ鍋も良い選択肢です。アンコウの身にはDHAやEPAは少量ですが、アンコウのきもには群を抜いて多く含まれています。この他、魚油を逃しにくいホイル焼きなどもおすすめの調理法です。

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

鍼灸マッサージ師をしています。
当院へのご予約は、下記一番左のリンクボタン、又は右側の[ご予約]をクリックください。

目次