ジメジメとして過ごしにくい季節ですね。長雨による湿気だけでなく、家の中には洗濯物がずらりと並びます。家族4人分ともなると、洗濯物から約1.5リットルもの水分が室内に蒸発するそうです。さらに、人間の体も湿気の大きな原因。じっとしていても1日で約1.2リットルもの水蒸気を放出しています。これでは家に湿気がこもるのも当然ですよね。
梅雨時の過度な湿気は、私たちの健康に様々な影響を及ぼします。腰痛や関節炎、リウマチを悪化させるのはご存じの通りです。カビやダニが繁殖すれば、喘息やアレルギーが悪化することもあります。十分に換気ができないこの季節、なんだか気分もどんよりしてしまいます。
様々な病気の原因となるこの湿気、梅雨明けまでは仕方ないと諦めないでください。窓を開けられない日でもできる湿気対策があります。
例えば、部屋の隅に、空気中の余分な水分を吸い取ってくれる木炭を置いてみましょう。神社やお寺では、昔から床下に除湿のために木炭をまいていたそうです。湿度が高いこの国で、快適に過ごすための昔からの知恵ですね。
また、濡れた靴の中や押し入れの隙間には新聞紙が効果的です。玄関や洋服ダンスなら、フタを開けたままの洗濯用洗剤も使えます。これは湿気を取るだけでなく、消臭効果も期待できますよ。
梅雨時の健康づくりは、湿気をしっかり取り除いて、家の中をカラッとさせることで解決できます。毎日のちょっとした工夫で、じめじめした梅雨の時期を快適に乗り切りましょう。
