「欧米人には肩こりがない」という噂を聞いたことがある方もいるかもしれません。
一般的に、欧米の方は日本人よりも筋肉量が多いと言われますが、それが肩こりや痛みの感じやすさに関係するのでしょうか?
この疑問に対し、竹谷内先生は「欧米人だからといって肩が全くこらないわけではありません」と明言します。
その理由として、先生は「英語では、首や肩が凝り固まった状態を“Stiff neck (頸部の硬直)”や“Neck and shoulder stiffness(首と肩の硬直)”と表現するのが一般的です。日本語のように『肩こり』という単語そのものが存在しないため、その点が誤解を生み、『肩こりがない』という噂につながったのではないでしょうか」と説明されています。
つまり、肩や首のこりは、地域や国境を問わず、私たち共通の悩みと言えそうですね。