汗によって失われる栄養素

夏の暑さで汗をかくと、体から水分だけでなく、塩分やその他のミネラルも失われます。しかし、忘れられがちなのが、水溶性のビタミンB群とビタミンCも汗とともに体外へ排出されてしまうことです。

夏バテを防ぐためには、食事の内容にも注意が必要です。そうめんのようなあっさりした食事や、パンと清涼飲料水だけといった食事は、糖質が中心になりがちです。糖質は体の重要なエネルギー源ですが、これをエネルギーに変えるにはビタミンB1が不可欠です。

夏の暑さで汗をかき、ビタミンB1が失われている状態で糖質を摂りすぎると、糖質を効率よくエネルギーに変えられなくなってしまいます。これが疲れやすさ、つまり夏バテにつながる可能性があります。さらに、代謝されなかった糖質は中性脂肪として体に蓄積されてしまうこともあります。

また、ビタミンCも夏には特に重要な栄養素です。睡眠不足や酸化ストレスによって消費されやすく、水溶性のため汗をかくと失われやすくなります。

熱中症予防のためには、塩分入りの清涼飲料水も有効ですが、これらビタミンB群やビタミンCの摂取も忘れずに行い、夏を元気に乗り切りましょう。

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鍼灸マッサージ師をしています。
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