「活動不足病」という疾患をご存知でしょうか?ここ最近、日常の動作がなんだか苦しく感じる、という方。これは、年齢のせいかもしれませんが、実は「活動不足病」と呼ばれる病気の可能性も考えられます。この病気は、日常の活動量が減少することで身体機能が衰える状態を指します。最近の外出自粛の影響も要因として考えられます。足腰や全身の筋力が低下するだけでなく、自律神経の乱れやうつ状態など、さまざまな症状を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。家事の際にわざと体を動かすなど、できる対策から取り入れてみることが重要です。ただし、単に体を動かせばよいわけではないようです。
意外な予防法として、「会話」が挙げられます。家族や友人とのコミュニケーションは、脳に良い刺激を与え、満足感をもたらし、社会とのつながりを感じることで活発な生活へのきっかけとなります。その上、会話は幸せホルモンであるオキシトシンの分泌を促し、ストレスを軽減してくれます。相手の話に対して共感を示すなどすることで、前頭葉が活性化し、心がリラックスする効果も期待できます。楽しい会話が健康につながることを考えると、一石二鳥ですね。会話は積極的に行い、ぜひ楽しんでください。
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