爪を切り過ぎると

意外に思われるかもしれませんが、爪を切りすぎると、せっかくの行楽の秋が台無しになる可能性があります。少しご自身の足元を見てみてください。爪先の角のあたりが赤くなっていたり、押すと痛みを感じたりしませんか? 実はそれ、「巻き爪」のサインかもしれません。

巻き爪とは、爪が横方向に巻いてしまう状態で、症状が進行すると、爪の角がトゲのように皮膚に食い込み、歩くのがつらいほどの激しい痛みを伴うことがあります。そうなってしまうと、お出かけどころではありません。今は痛みがなくても、山登りやスポーツなどで爪先に大きな負荷がかかることで、突然痛みが出てくるケースもあるので注意が必要です。

この巻き爪の主な原因は「深爪」、つまり爪の切りすぎにあると考えられています。深爪をすると、爪の下の肉が持ち上がり、爪が圧迫されて真っ直ぐ伸びにくくなります。その結果、爪が巻き込みを始め、最終的に爪の先端の両端が皮膚に食い込んでしまうのです。

巻き爪を予防するためには、深爪を避け、白い部分を1mmほど残して切る「スクエアカット」を実践しましょう。また、最近では歩く機会の減少も一因として指摘されています。日常の歩行で下からかかる力が、爪を平らに広げようとする作用があるからです。爪先に余裕のある靴を選び、かかとから地面に足を着くような歩き方を意識してみましょう。

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