猫背と姿勢

新聞や雑誌を読んでいる時、背中が丸くなっていませんか?現代社会では、デスクワークやスマートフォンの使用などで、猫背になる機会が増えています。首のカーブが失われて真っすぐになる「ストレートネック」は、慢性的な首や肩の凝りの原因の一つとなり得ます。壁に背中をつけて顎を引いて立った時、後頭部が壁に触れない場合は要注意です。これはストレートネックの兆候かもしれません。逆に後頭部が壁に触れる人でも、猫背気味の方は要注意です。首の後ろのこりが慢性化すると、体内の老廃物を排出するリンパの流れが滞り、疲労物質が蓄積され、体がだるさなどの症状を引き起こす可能性があります。

猫背を改善するためには、両手と膝を床につける姿勢がおすすめです。腕を真っすぐに伸ばして体を支え、背中の力を抜くと、自然と背中が反って筋肉が緩みます。また、スマートフォンなどを長時間使用する際は、定期的に首の筋肉を休ませることが重要です。約15分に1回、首の後ろで手を組んで頭を反らせる習慣を身につけましょう。ちなみに、昔からよく行われていた「たすき掛け」は、実は猫背を予防するのに効果的な方法です。これにより、胸を張ってよい姿勢を保つことができます。寒い季節こそ、背筋を伸ばし正しい姿勢を保ち、健康に過ごしましょう。

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鍼灸マッサージ師をしています。
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