厚生労働省の調査によると、日本人の1日の野菜摂取量は男性が296.4g、女性が271.6g、塩分摂取量は男性が11.1g、女性が9.4g、そして平均歩数は男性が7,099歩、女性が6,249歩です(いずれも20歳以上の平均値)。これらの数値は、目標値と比べると不足していることがわかります。
具体的には、野菜摂取量は目標の350gに対し、男性で約50g、女性で約80g足りていません。また、塩分摂取量も目標の8g(日本高血圧学会では6g未満を推奨)を大きく上回っています。さらに、歩数も、20~64歳の目標である男性9,000歩、女性8,500歩に届いていません。
これらの項目をクリアするだけでは、生活習慣病のリスクがすべてなくなるわけではありませんが、食事や運動の面で少し努力をすることが重要です。例えば、野菜をミニサラダや小鉢一つ分増やしたり、歩く時間を20分ほど増やすだけでも、生活習慣病のリスクを減らすことができる可能性があります。少しずつでも、日々の生活習慣を改善していくことが大切だと言えるでしょう。