長期間にわたり、自分の好みに合わせた食事を続けていると、無意識のうちに健康によくない食習慣が身についてしまうことがあります。心当たりのある点として、例えば濃い味付けを好む、野菜をあまり食べない、ファストフードやコンビニ弁当を頻繁に利用する、朝食を抜くことが多い、空腹で夜食を食べる、満腹になるまで食べないと気が済まない、早食いをする、といった習慣が挙げられます。
これらの食習慣は、高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病につながる可能性があります。特に注意が必要なのは、血圧、血糖値、脂質といった3つの項目の数値です。また、腹囲が増加している場合も注意が必要です。
生活習慣病は自覚症状がほとんどないため、定期的な健康診断が非常に重要です。毎年健康診断を受け、これらの数値を前年と比較してみましょう。もし気になる点があれば、問診の際に医師に相談することも良いでしょう。
高血圧は血圧、糖尿病は血糖値、脂質異常症は脂質と密接に関連しており、動脈硬化に直結する可能性があります。また、腹囲はメタボリックシンドロームの判断材料になります。これらの病気は、かなり進行するまで症状が現れないことが多いため、数年単位で数値を比較し、悪化していないか把握しておくことが大切です