疲れやすい脳の部位と影響

脳には、大脳、小脳、間脳(視床、視床下部)、脳幹などがあり、各々違う働きをしています。脳の中でも疲れにくい部位と疲れやすい部位があります。脳幹は、血圧や脈拍、呼吸の調節など本能的な働きに関わりますが、比較的疲れにくい部位といわれています。一方、疲れやすいのが、大脳の前方にある前頭葉です。

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前頭葉は脳の司令塔とも呼ばれます。人とのコミュニケーション、判断や意思決定、スケジュール調整など社会生活のうえで重要な役割を担います。さらに脳の中でも特に高度な情報処理能力を保持しています。

スマートフォンの使い過ぎが前頭葉などの脳の機能に与える影響については、研究や医学的な検証が必要ですが、脳過労が続くと、意欲や判断力、記憶力低下、感情の制御ができなくなる、といった状態につながる可能性が考えられます。今後の研究によっては、認知症リスクなど、長期的な影響も明らかにされるかもしれません。

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