疲労困憊のときには、ぬるめのお湯(38~40℃)に肩まで15分ほど浸かるのがおすすめです。こうすることで副交感神経が優位になり、心身ともにリラックスできます。健康な方であれば、40℃のお湯に3分浸かった後、30℃のシャワーを30秒浴びるというプチ温冷交代浴を3回繰り返すのも効果的です(ただし、温冷交代浴は体に負担がかかるため、高齢の方や心臓の弱い方は避けてください)。
一方、疲れてはいるけれど、もうひと踏ん張りしたいという時には、熱めのお湯(42℃)に5分ほど浸かって交感神経を刺激し、シャキッと気合を入れましょう。
お風呂は、体の疲れだけでなく、心の疲れにも効果を発揮します。入浴剤には、硫酸ナトリウムなどのミネラルや炭酸ガスが含まれ、血行促進や疲労物質の除去を助けるもの、また夏場にぴったりのメントール配合ですっきりするものなどがあります。その日の気分に合わせて好きなものを選んでみましょう。一日の終わりに湯船に浸かり、しっかりと疲れを癒して、明日への活力をチャージしましょう。