私が鍼灸師になったきっかけの続きとそれから

【鍼灸師になったきっかけ③】

心の病8%に驚愕を受けていた頃、社内である試験が始まりました。チャンス3回、受かると仕事の幅が広がるかも、落ちても今と変わらんし、3回もあれば受かるでしょ。安易な気持ちに罰が当たったのか、3回とも!落ちてしまったのでした。あちゃー。でもまあ、この仕事好きだし、職場の人間関係むっちゃいいし、このまま仕事続けよ。と開き直っていたある日、ふと、頭によぎることがありました。

定年後、鍼灸師になるには、鍼灸専門学校か、大学の鍼灸科にいく必要がある。それには、入学試験に合格しないといけない!会社の試験とは全く違うとはいえ、試験に変わりない。会社の試験にすら合格できないなら、入学試験受かるのか!? 少しでも若いうちの方が受かる確率いいんじゃね?

社内試験に落ちた翌年、2015年4月、30年勤務した会社を退職し、愛知県稲沢市にある中和医療専門学校に入学しました。このとき50歳。

2017年5月、学内で「気分障害(うつ病)」セミナーが開催されることに。これは出なくちゃと、休日に出校。超有名な鍼灸師で、教員でもある、船水隆弘先生と、医師の関谷道晴先生。実技のとき、「患者さんに依存されることはないのですか」という質問に対し、船水先生が、「依存されると患者さんがどんどん良くなっていくんで、どんどん依存されてますよ」と回答されていたことに衝撃を受けました。そこまで親身になって治療されているんだ。と同時に心の病に鍼灸がいいかも、という直感は間違ってなかったことを確信しました。

2019年3月、無事、鍼灸学校を卒業、免許を取得することができました。実は2016年度、1年間、休学しています。初年度、テンパりすぎて、疲れちゃったことが原因でした。

【鍼灸師になってから】

施術系のフルタイム勤務は体力的に無理。どうしよっかなーと、ぼーっとしていた頃、訪問マッサージをやらない?と声がかかり、新元号「令和」が発表された4月1日から開始。

その年の7月、名古屋で米倉まな先生の「メンタル鍼灸セミナー」が開催。これは出ないと。その時となりに座っていたのが、後にお世話になる、指圧の先生。

免許とったら3年間は、誘われることは全部やろう、と決めていたので、12月に異業種勉強会も毎週行くことに。と同時にご近所のシェアサロンのオーナーさんが声をかけてくれ、シェアサロンで鍼灸治療も始めました。

翌年の2月からコロナで世間がざわつき始め、訪問マッサージ先の施設が出入り禁止。3月末で残っている自宅訪問者の方のマッサージもやめることに。

世の中、えらいことになってる。街中は人がいない。どうなっちゃうんだろう。そんなとき、メンタル鍼灸セミナーでご一緒した指圧の先生が、時間があいたので、指圧の勉強に来ない?と誘ってくれ、自転車で30分の距離を毎日通うことにしました。同時期、メンタル鍼灸セミナーの講師、米倉まな先生が、メンタル鍼灸オンラインサロン「ここちめいど」を開始。現在も2週間に1回、精神疾患についての勉強や、傾聴のやり方、症例検討などを継続しています。

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この記事を書いた人

鍼灸マッサージ師をしています。
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