笑いは体の疾患だけでなく、心の問題に対しても効果があることがわかっています。
笑うことによって、副交感神経が活性化され、心身の安定やリラックスが促進されます。この状態でセロトニンという物質が放出されることで、幸福感が生まれ、心身のバランスが整うのです。
さらに、笑うことでストレスホルモンであるコルチゾールやクロモグラニンの分泌が抑制されることも明らかになっており、笑いはストレスの緩和や心の落ち着き、そしてうつ症状の予防にも役立つと考えられています。
また、カナダの研究では、ポジティブな感情を持っている人は冠動脈疾患にかかるリスクが低く、うつ症状の改善が生活習慣病の予防につながると報告されています。
このように、笑いは生活習慣病の予防や改善に大きなプラスの影響を与えることが分かっています。もちろん、笑いだけで全ての問題が解決するわけではありませんが、笑いは生活習慣病の予防や改善の一環として有効な手段と言えます。生活習慣病を予防し改善するために、笑いをサポートとして取り入れることが一つの方法として考えられるでしょう。