笑いと血糖値の関係について、研究者は糖尿病患者を対象に実験を行いました。その結果、「笑い」が血糖値の上昇を抑える効果が見られることが分かりました。この効果は、糖尿病患者の血液中に存在するプロレニンと呼ばれる物質の濃度や、末梢血白血球のプロレニン受容体遺伝子の発現量を改善することによるものだとされています。プロレニンが具体的にどのような働きをするかはまだ研究段階ですが、糖尿病患者では通常の人よりも40倍から200倍ものプロレニン量が存在しており、糖尿病の発症と関連がある可能性が考えられています。
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