「こんな小さな行動では効果がないのではないか」と不安に感じるかもしれません。しかし、小さな行動でも継続して積み重ねれば、確実に効果は現れます。最近では、わずかな行動でも健康に良い影響を与えることを示す研究が増えてきています。例えば、米国のある研究では、1日に摂取カロリーをたった100kcal減らすだけで肥満予防効果があることが示されており、また、1日3〜4分の早歩きや買い物袋の持ち運びといった活動であっても、全く運動しない人よりはがんの罹患リスクが17%低いという研究結果も報告されています。
小さな行動であっても、「実行する」ことと「何もしない」ことの間には大きな違いがあります。最初から高い目標を設定するのではなく、実行のハードルを下げ、無理なく実現可能なことから始めるのが、目標を達成するための重要なポイントです。
