夏の暑さが続くと、冷たい飲み物が恋しくなりますが、胸焼けには注意が必要です。
胸焼けの主な原因は、食道と胃の境目にある逆流防止機能が弱まり、胃酸が食道に逆流する逆流性食道炎です。炭酸飲料やアルコールは胃を圧迫し、胃酸の逆流を引き起こしやすいため、飲みすぎには注意しましょう。
逆流性食道炎が悪化すると、食べ物が喉を通りにくくなったり、ひどい咳が出たり、さらには不眠症に陥ることもあります。胸焼けは単なる不快感ではなく、健康のサインとして捉え、しっかり対策をしましょう。
胸焼けを予防・緩和するポイントです。
・食生活に注意する:胃酸の分泌を促す脂肪分や香辛料は控えめにしましょう。
・食後の姿勢:食後すぐに横にならず、食道を胃より高い位置に保つ姿勢で過ごしましょう。
・牛乳を飲む:胸焼けが起きてしまったら、牛乳を飲むと逆流した胃酸を洗い流し、食道の粘膜を保護してくれます。
・ガムを噛む:食後にガムを噛むと、アルカリ性の唾液が出て胃酸を中和し、症状を和らげる効果が期待できます。
健康な体で美味しいものを楽しむためにも、日頃から胸焼け対策を心がけましょう。