昔から「うなぎと梅干し」「スイカと天ぷら」など、相性が悪いとされる食べ合わせが語り継がれてきましたが、実はそのほとんどが迷信です。しかし、あまり知られていないものの、薬と食べ物の組み合わせには注意が必要です。
例えば、ある種の高血圧治療薬とグレープフルーツを一緒に摂ると、血圧が下がりすぎてしまう危険性があります。また、解熱鎮痛剤をキャベツと一緒に摂ると、薬の排泄が早まり、効果が十分に得られなくなることもあります。これ以外にも、薬と相性の悪い食べ物は数多く存在します。もし不安な場合は、薬剤師に相談するようにしましょう。
薬を飲む際は、コップ一杯の水で飲むのが基本です。一口や二口の水では不十分で、コップ一杯の水が薬を胃や小腸まで送り届け、体内で溶かして成分をしっかり吸収させるために必要な量です。緑茶、ジュース、コーヒー、牛乳などの飲み物は、薬の作用に予期せぬ影響を与える可能性があるため、一緒に飲むのは避けましょう。つまり、薬を正しく服用することが、その効果を最大限に引き出すことにつながります。