「血管年齢」という言葉を聞いたことはありますか？ 肌年齢や脳年齢のように、血管にも年齢があるんです。血管は加齢とともに硬くなり、その硬さが何歳相当かを示すのが血管年齢です。もし血管年齢が高いと診断されたら、それは動脈硬化が進んでいることを意味します。
血管の硬化は10歳くらいから始まることもありますが、特に注意が必要なのは、食べ過ぎや運動不足が原因で進むものです。血管の壁にコレステロールや中性脂肪がたまって硬くなり、そのままにしておくと血管が詰まりやすくなります。これは狭心症や心筋梗塞といった深刻な病気につながる可能性があるので、もしご自身の年齢に比べて血管が硬いと言われたら、生活習慣を見直す必要があります。
最近、足がつったり、だるさを感じたりすることはありますか？ ふくらはぎには毛細血管がたくさん集まっているので、もしこれらの症状があるなら、血管が硬くなっているサインかもしれません。
血管を若々しく保つには、いくつかのポイントがあります。
・食事の改善: 塩分を控えめにし、腹八分目を心がけましょう。トマトやキュウリなどの夏野菜は塩分の排出を助け、血圧を下げる効果が期待できるので、積極的に摂ることをおすすめします。
・適度な運動: 週に2回、20分程度の早歩きをするのも効果的です。
「人は血管とともに老いる」とよく言われますが、食事に気をつけ、適度な運動を続けることで、血管とともに若々しい毎日を送ることができます。
