運動不足を防ぐために

血糖負債が発生するメカニズムは、食事後の血糖値の上昇が持続することから始まります。この状態が継続すると、空腹時の血糖値も次第に高くなり、最終的には過去1〜2カ月間の平均血糖値を示すHbA1c検査値が上昇します。血糖負債を予防するには、食後の血糖値上昇を抑制する健康的な生活習慣が必要です。

さて、その中でも重要なポイントのひとつは、適度な運動を行うことです。
食事後30分から1時間以内に軽い散歩などの運動をすると、食後の血糖値がスムーズに下がります。また、運動によってダイエット効果も期待できます。
最適な方法としては、30分程度のウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動と、1日に数回、各20回程度のスクワットや腕立て伏せなどの筋力トレーニングを組み合わせることが効果的です。筋肉をトレーニングすることで筋肉量が増え、インスリンの効率が向上し、筋肉がブドウ糖を取り込みやすくなります。
また、通勤も運動のひとつと考えられます。自宅でのワークが増えて通勤時間が減った場合は、通勤時間に代わって運動する時間をとることも検討に値します。

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鍼灸マッサージ師をしています。
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