風邪という病気

医師から「風邪ですね」と診断された経験は、皆さんが経験したことがあるのではないでしょうか。しかし、実際のところ、「風邪」という言葉は俗称であり、正確な病名ではありません。

「風邪」とは、喉の痛みや鼻水、咳、時には発熱などを伴い、通常は重篤な症状はなく、数日で自然に治る疾患を指します。その正式な名称は「風邪症候群」、「感冒」、「急性上気道炎」などがあります。

風邪の原因はほとんどがウイルスであり、そのウイルスの種類は約数百種類も存在します。一般的には、ライノウイルスが主な原因であり、「ライノ」とは「鼻」を意味します。つまり、鼻水が出る風邪を引き起こすウイルスにこの名前がついたわけですが、このライノウイルスにも100種類以上あると言われています。

なお、風邪と似た症状を引き起こすインフルエンザは、より重篤な疾患であり、「流行性感冒」とも呼ばれ、異なる扱いとされています。

医師は、風邪のような症状で診察を受けた患者が他の疾患である可能性が低いと判断した場合、他の病気を排除して「風邪ですね」という判定を下すことがあります。

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