脱水症を予防するには、のどが渇く前からこまめに水分補給をする習慣をつけることが大切です。1日あたり最低でも1.2Lを目安に水分を摂りましょう。これは、大きいペットボトル1本分(1~1.5L)程度、小さいペットボトル(500ml)なら2~3本程度、コップ(200ml)なら6杯分に相当します。
水分補給の際は、冷たい飲み物の方が体内への吸収が良く、体を冷やす効果も期待できます。
特に高齢者や子どもがいるご家庭では、こまめに少しずつ水分を摂るようにサポートしてあげると良いでしょう。
また、大量に汗をかいたときは、経口補水液やスポーツドリンクなどで塩分も補給してください。高血圧や慢性腎臓病などで塩分摂取に注意が必要な場合でも、汗をかいた分だけ塩分を補給することは問題ないとされています。ただし、一度に大量に飲むのではなく、こまめに少量ずつ摂るようにしましょう。
入浴中や就寝中は水分が不足しがちなので、入浴後と起床時に水を1杯飲む習慣をつけることをおすすめします。