むくみの悩みは放置しない

仕事を長時間続けていると、靴がきつく感じることはないでしょうか？一日で体が太ってしまったような感じがすることもあるようです。それはおそらく「むくみ」の症状です。

むくみとは、毛細血管から水分が漏れ出して、静脈やリンパ管に吸収されずに皮膚の下にたまることを指します。主な原因はデスクワークや立ち仕事などで、同じ姿勢のまま脚を動かさないことです。ふくらはぎには、筋肉が収縮することで脚の水分を心臓に戻す働きがあります。脚を動かさずにいると、この働きが弱くなり、水分が循環しにくくなるのです。長時間同じ姿勢を保つ場合は、こまめに足首を回したり、つま先を上下に動かすようにしましょう。

また、むくみの原因のひとつは塩分摂取量の過剰です。濃い塩分を体内で薄めようとするために、水分がたまってしまうのです。日常の食事で塩分を控えることが大切です。また、塩分の排出を促す白菜やニラ、血行を良くする効果のあるネギやニンニクもおすすめです。もしむくみが長期間続く場合は、腎臓や肝臓の機能が低下している可能性もあるため、注意が必要です。むくみは体内の水分代謝が円滑に行われていない証拠です。最近頻繁にむくみを感じる方は、日々の生活を見直してみると良いでしょう。