サウナに入ってたっぷりと汗をかいた結果、さっぱりとした爽快感を経験したことがありますか?多くの方が、この爽快感を知っていることでしょう。サウナには、発汗作用があり、この作用によって体内の老廃物が排出され、新陳代謝が促進されることが広く知られています。そのため、サウナ浴をすることで得られる爽快感も、この発汗作用によるものだと考えられています。
さらに、サウナ浴中は高温によって、自律神経の中でも交感神経が優位になります。交感神経が活性化することで心拍数が上昇し、血圧も上昇します。一方で、体が温められることで血管が拡張し、サウナ浴後には血圧が下がる効果があります。
さらに、サウナ浴後の冷たい水風呂には次のような効果があります。
– サウナ浴で上昇した体温を下げる効果がある。
– サウナ浴による発汗作用を抑制する効果がある。
水風呂に入ると交感神経が活性化し、血管が収縮して血圧が上がるということは、身体にとって重要な内部の血管内皮機能向上につながる可能性があります。健康な人々であれば、サウナの熱による血管の拡張と水風呂による収縮を繰り返すことで、血管を健康に保つことができるでしょう。
さらに、交感神経はまるで車のアクセルのような役割を果たし、サウナで体を温めた後はブレーキのような副交感神経が優位になります。このバランスにより、心身がリラックスし、気持ちよい状態になることが少なくないと言われています。つまり、「サウナで体を整える」というのは、このような状態を指しているのではないかと推測されます。