疲労とは、自分の能力や限界を超えた活動や出来事に直面して、肉体的にも精神的にも回復のための休息が必要とされる状態を指します。一時的に身体や心のパフォーマンスが低下する状況が続いた場合、それは疲れていると言えます。疲労は健康な体を維持するために必要な危険信号であり、痛みや発熱と同様に重要です。
時には、疲れているにも関わらず、疲労感を感じないことがあります。体の疲労は脳に伝えられて感じられますが、満足感のある業務を行っている際やスポーツに没頭している時などは、疲労感が薄れがちになり、自らの限界を超えていることに気づかないことがあります。自分が過労していないかどうかを確認するためにも、自身の身体に定期的に注意を払うことが大切です。
日常生活で疲労やだるさを起こす要因
- 働き過ぎや激しい運動による過労
- 不規則な生活による睡眠不足
- ビタミン・ミネラルなど栄養素やエネルギーの不足
- 加齢による代謝の低下
- 精神的なストレスによる脳の疲労感の蓄積
- 感染症(風邪、インフルエンザや急性肝炎など)による消耗
- 筋肉や神経の不調
- 貧血や心肺の疾患による酸素欠乏
- 化学物質など環境の影響