更年期の身体の変化

加齢による影響で、卵巣の外観や働きに変化が現れます。更年期に差し掛かる女性は、身体の変化の一つとして卵巣の状態が変わってきます。卵胞がなくなり、排卵が停止することで、ホルモンの生成が減少していきます。その結果、ホルモンの適切な生成が困難となり、エストロゲン不足が生じると、身体に様々な不調が現れます。

年齢とともに、身体の変化にはエストロゲンが関わっています。女性ホルモンであるエストロゲンは、生殖だけでなく、女性の身体の様々な器官に影響を及ぼし、多くの役割を果たしています。

更年期以降の女性の卵巣機能とエストロゲン不足の変化には、症状と時間の関係が観察されています。まず、エストロゲンの不足により、ホットフラッシュや発汗などの自律神経失調症状が早い段階で起こります。これらの症状が現れた後には、倦怠感、うつ、不眠などの精神的症状が生じます。一方で、エストロゲンの作用を失った臓器の変化としては、泌尿生殖器の縮小、骨量の減少、脂質異常症、動脈硬化が徐々に進行していきます。

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

鍼灸マッサージ師をしています。
当院へのご予約は、下記一番左のリンクボタン、又は右側の[ご予約]をクリックください。

目次