十分な睡眠時間を確保できているにもかかわらず、いつも眠いと感じる場合、それは病気による睡眠障害の可能性があります。
例えば、睡眠時無呼吸症候群という疾患が考えられます。この病気では、睡眠中に何度も呼吸が停止したり弱まったりすることで、脳が酸欠になり眠りが浅くなります。睡眠時間自体は十分なはずなのに、「朝起きたときにスッキリしない」「寝た気がしなくて一日中眠い」と感じるような場合、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。また、共同生活をしている家族にいびきをかいていて、その後に呼吸が止まっているような状況を指摘されたり、気づくことも多いです。肥満の方に多いですが、顎が小さい方や閉経後の女性にも見られることがあります。
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